基本操作2
F-788dxの基本操作 2
説明する関数の一覧表
関数 | キー操作 | 用途 |
---|---|---|
i | ![]() | 直交座標入力 |
∠ | ![]() | 極座標入力 |
Re⇔Im | ![]() | 実部(X座標)と虚部(Y座標)の表示切替 |
>a+bi | ![]() | 極座標を直交座標に変換 |
>r∠θ | ![]() | 直交座標を極座標に変換 |
Abs | ![]() | 距離(極座標の r )の取出し |
Arg | ![]() | 角度(極座標の θ )の取出し 角度の計算で使用 |
Conjg | ![]() | 面積計算で使用 |
- 設定、メモリーの基本的な使い方、四捨五入は、基本操作1 へ
- Ansメモリーを使う計算は、基本操作3 へ
- メモリーを使う計算、計算式の再利用・編集は、基本操作4 へ
i の使い方
この図で説明します。
&
- i は直交座標を入力するときに使用します。
- i を数字の後ろにつけると、虚部(Y座標)になります。
- X=3、Y=4 のときは
計算式 3+4 i キー操作
- i を数字の後ろにつけると、虚部(Y座標)になります。
∠ の使い方
- ∠ は 極座標を入力するときに使用します。
- r =5、θ=53 ° 07 ′ 48.3685 ″ のときは
計算式 5 ∠ 53 ° 07 ′ 48.3685 " キー操作
- r =5、θ=53 ° 07 ′ 48.3685 ″ のときは
Re ⇔ Im の使い方
- Re ⇔ Im は 、実部(X座標)と虚部(Y座標)の表示切替に使います。
- 電卓画面の右上に、小さく R⇔I と複素数の表示がされているときに
を押すと、実部( X座標 )と虚部(Y座標)の表示が切替ります
- 電卓画面の右上に、小さく R⇔I と複素数の表示がされているときに
> a+b i の使い方
- 極座標表示のとき、極座標 を 直交座標に変換 するときに使います。
- 電卓画面の右上に、小さく R⇔I と複素数の表示があるときに、
を押すと極座標 を 直交座標に変換 できます。
- 普段は、直交座標表示で使用するので、ほとんど使いません。
- 電卓画面の右上に、小さく R⇔I と複素数の表示があるときに、
> r∠ θ の使い方
- 直行座標表示のときで、電卓画面の右上に、小さく R⇔I と複素数の表示があるときに、
直交座標を極座標に変換できます。
- Aメモリーに、3+4 i が入っているとして、
極座標に変換する場合計算式 キー操作 A > r∠θ =
電卓画面は
上の段 A > r∠θ 下の段(r) 5 で∠θ を確認
上の段 A > r∠θ 下の段(∠θ) ∠53.13010235
- Aメモリーに、3+4 i が入っているとして、
- このとき
を押しても表示は度分秒に変わりません。
で角度を取出してから
を押すと切替えることができます。
Abs の使い方
- 距離(極座標の r )を取出すときに使います。
- Aメモリーに、3+4 i が入っているとして説明します。
計算式 キー操作 Abs A 又は
- 本当は、Abs( A - O )なのですが、
O=(0.00 , 0.00)なので、Abs( A )でも同じ答えです。
- 本当は、Abs( A - O )なのですが、
- 電卓画面
上の行 Abs A 下の行 5
Arg の使い方
角度の取出し方
- 角度(極座標の ∠θ )を取出すときに使います。
- Arg ( 視準点 - 機械点 )で計算します。
- Aメモリーに、3+4 i が入っているとして説明します。
計算式 キー操作 Abs A= 又は&ref2(): File not found: "swfu/d/argA.gif";;
- 本当は、Arg( A - O )なのですが、
O=(0.00 , 0.00)なので、Arg( A )でも同じ答えです。
- 本当は、Arg( A - O )なのですが、
- 電卓画面
上の行 Arg A 下の行 53.13010235
角度の引き算
- ∠AOX を計算するときは、OAの方向角-OXの方向角
方向角の大きい方(機械点から見て右) - 小さい方(機械点から見て左)
- 計算式は
Arg ( ( A - C ) ÷ ( D - C ) ) =
又は
Arg ( A - C ) - Arg ( D - C ) =
53.13010235になりましたか?
角度の足し算
- あまり使いませんが
- 引き算の式で ÷ を × にすると、足し算になります。
Arg ( ( A - C ) × ( D - C ) ) =
- 引き算の式で - を + にすると、足し算になります。
Arg ( A - C ) + Arg ( D - C ) =
Conjg の使い方
- 主に、面積計算のときに使用します。
- A~D点の座標値が、それぞれA~Dメモリーに入っているとして、説明します。
- 計算根拠は、調査士試験に出る可能性が低いと思うので、省略します。
- A~D点の座標値が、それぞれA~Dメモリーに入っているとして、説明します。
四角形の面積計算 ①
- 〆の書き順で対角線に計算します。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
- 虚部が倍面積となるので、計算式の先頭に 0.5 を入れておくと面積で出てきます。
計算式 0.5( A - C ) Conjg ( D - B ) キー操作 - 電卓画面
上の行 0.5( A - C ) Conjg ( D - B 下の行(実部) -3.5 で面積確認
上の行 0.5( A - C ) Conjg ( D - B 下の行(虚部) 12 i 面積は、12.00㎡ と出ました。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
四角形の面積計算 ②
- 反時計回りで計算します。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
- 五角形以上の計算で、有効な方法です。
- 虚部が倍面積となるので、計算式の先頭に 0.5 を入れておくと面積で出てきます。
計算式 0.5 ( A Conjg D + D Conjg C + C Conjg B + B Conjg A ) キー操作 - 電卓画面
上の行 0.5 ( A Conjg B + B Conjg C + C Conjg D + D Conjg A 下の行(実部) 12.5 で面積確認
上の行 0.5 ( A Conjg B + B Conjg C + C Conjg D + D Conjg A 下の行(虚部) 12 i 面積は、12.00㎡ と出ました。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
三角形の面積計算
- 頂角から見て、右から 計算します。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
- 三角形 A C D の計算で、説明します。
- 虚部が倍面積なので、計算式の先頭に 0.5 を入れておくと面積で出てきます。
- 角度の引き算の順番と同じです。
計算式 0.5( A - C ) Conjg ( D - C ) キ|操作 - 電卓画面
上の行 0.5( A - C ) Conjg ( D - C 下の行(実部) 4.5 で面積確認
上の行 0.5( A - C ) Conjg ( D - C 下の行(虚部) 6 i 面積は、6.00㎡ と出ました。
- 何通りか組み合わせがありますが、この組み合わせは、面積がプラスで出ます。
ここは、長かったですね
長すぎて、嫌になってませんか?
大丈夫です、これで、3分の2は終わりましたよ!
よろしければ一言、お願いします。
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